ホンとだって・・・

red_making2008-04-04

映画を見にいくと、パンフを買う人と、全く買わない人がいるけど
私は、いいなと思うと、かなりその場で買ってしまう派です。
まあ、それはそれで、時々開いて、「あ、そういえばこれ見たっけ」
なんて感慨にふけるものですが、時々、ふと、「これが本だったら買うかな?」
と思う時があります。
本はあんまり衝動買いしないんですよね。借りて、読んで、納得してから
買う、みたいな。かさばるし。
例えどんなに薄くても、数枚の写真しかなくても、パンフは本とは違うんですね、きっと。
本じゃなくて、その映画の思い出を買ってるようなものです。

ところで、映画「実録・連合赤軍」のパンフはというと、これが濃いです。
書籍、「若松孝二 実録・連合赤軍」(朝日新聞社刊)、本屋でも売れてるみたいです。
しかし、この本は、買いです。ホントに。
私、仕事上の都合もあり、連赤関係とか、その時代の書籍を借りたり
買ったり、かなりしてるほうだと思います。
これだけ中身が詰まって1470円は安いです。しかもデザインがいい。
全く飾り気はないんだけど、よく印刷できたなーって感じのギリギリの
レイアウトに、かなりのこだわりを感じます。
読む用と、とっておく用、2冊確保しても間違いじゃないと思います。

こんなに褒めても、別に本屋さんからバックマージンがある訳ではありません。

が、とにかく、あの濃い時代の予習・復習には、うってつけです。
バリケード列伝」に、自分の知ってる学校とか出身校を見つけるって楽しみもあるし。
こんなパンフだされたら、なかなか対抗できないでしょう。
映画人だったらちょっとくやしくなる、そんな一冊です。ぜひご一読を。
私もこそっとたまーに写ってますんで。

あっという間に4月!メイキング上映イベントまで
あとわずかとなって参りました。
多分、準備は、着々と進んでいる・・・ハズ、です。ハイ。

4月13日・26日のアップリンクのイベントでは、
メイキングのスペシャルバージョンの上映+私の司会で
ゲストトークを行う予定です。

日程:4/13(日)・26(土)

場所:アップリンクファクトリ-(渋谷)

http://www.uplink.co.jp/top.php

開場18:00 開演18:30 料金 1500円


「連赤」本編上映も4月は関西の公開が始まり、全国にひろがっていきます。
このところ、TVなどでも紹介されることが多いですね。
予告編の編集をやらせていただいたので、丸ごと流れたりすると
結構嬉しいです。

red_making2008-03-16

運命の?!テアトル新宿、初日は全回立ち見というスタートでした。
3時間10分という長丁場に立ったり床に座ったりしてお付き合いいただいた
お客様には本当に感謝です。

出演者の方々も大勢かけつけられ、あついコメントをいただきました。

若松監督はというと・・・。初回の入りを新宿で見たあと、渋谷シネマヴェーラでの
若松孝二大レトロスペクティブ」に。http://www.cinemavera.com/
音楽のジム・オルークさんらとトークがあったのですが、こちらも満員。
連赤初回と同時間帯でしたが、年齢層的には若い方が多かったように思われます。


終了後、また新宿テアトルに戻って、初回上映おわりの舞台挨拶のあと、
新宿紀伊国屋で「実録・連合赤軍」の書籍のサイン会。
こちらは監督のみならず、ジムさん、ARATAさんはじめ出演者の方の
サインももらえる豪華な会でした。

そのまま雑誌の取材に応じて、テアトル2回目の舞台挨拶に戻り・・・。
3回目の夜10時すぎの舞台挨拶までフルスロットルでした。

全日程を終了後、さらに新宿のまちへと飲みに消えた監督。
どこかで見かけた方は飲みすぎ注意報をだしてあげて下さい。

いやー、いよいよ、いよいよきましたね。

東京公開が・・・。
青山ブックセンター本店の公開前日イベントも、なかなか盛り上がってました。

ところで、ベルリン2冠レポート、いいのがあるので、ご紹介しますね。

ドイツ在住の邦人向けの新聞、
「ドイツニュースダイジェスト」若松監督のインタビューが掲載されています。
日本語です。

http://www.newsdigest.de/newsde/content/view/1053/99/

その他にもベルリン情報もいっぱいあります。
これで予習して、今度行くときはベルリン満喫!

red_making2008-03-03

春らしくなってきましたね。
先日、2月28日にはテアトル新宿で先行ロードショーもあり、
「連赤」もいよいよ東京での公開が迫ってきました。
いち早くご覧になった皆さんの感想はいかがでしょうか?


さて、ベルリン国際映画祭でのダブル受賞は、若松監督にとっても嬉しい誤算だったようです。
何か受賞するのではないかという話は飛び交っていたのですが、まさか二つとは・・・。
「国際芸術映画評論連盟賞」のトロフィーは薄いガラス板を重ねたような、
やや壊れやすそうなものでしたが、監督もさすがに大事にしていたせいか、
無事日本まで持って帰ってこれたようです。

ベルリナーレの公式ホームページに、その「国際芸術映画評論連盟賞」
の受賞理由が載っていたものを知り合いが訳してくれましたので、載せてみますね。

========================================
実録・連合赤軍」は、聴衆に深い映画体験をもたらす、興味深く感銘を与える
映画だ。当時の過激な若者の運命を追体験することは、今日の若者にとっても価
値ある経験となるだろう。作品の長さも短所ではなく長所になる映画であり、
そのテーマは議論のための興味深い開始点になる。
========================================

今までイベントやWEBなどで、一部分をお見せしてきた

実録・連合赤軍」メイキングですが
公開に合わせて、スペシャルバージョンの上映が決定しました。


日程:4/13(日)・26(土)

場所:アップリンクファクトリ-(渋谷)
http://www.uplink.co.jp/top.php

開場18:00 開演18:30 料金 1500円


オーディションから始まり、長期間の撮影に全密着した、
お宝映像満載のプログラムです。

すみません、告知が遅くなりましたが

red_making2008-02-05


明日、阿佐ヶ谷のロフトで、連赤関連のイベントがあります。
主催は塩見孝也さん(元赤軍派議長)。
そしてゲストは若松孝二監督、足立正男監督、鈴木邦男さんなどです。


2月6日(水)Asagaya / Loft A  OPEN 18:30 / START 19:30
¥1,500(飲食代別)<当日券のみ>

http://www.loft-prj.co.jp/lofta/

「塩見塾が提出する、<実録・連合赤軍>を受けた、白熱の連合赤軍総括論争の現在」

映画「実録・連合赤軍」出現を祝しつつ、この映画と連合赤軍事件から僕らは何を学ぶべきか。
2・6阿佐ヶ谷「ロフト」トークへの参加を! 塩見孝也(元赤軍派議長)


塩見さんが参加した、12月のテアトルイベントで繰り広げられたトークバトルは、
そのあまりのストレートなぶつかり合いの面白さに、ついに本にまで収録されることに
なったようです。
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=R0308110

今回の会場は、JR阿佐ヶ谷駅近くに新しくできたロフトです。
新宿ではないので、お間違えなく。
今度はどんなトークになるのか?!
私も、お誘いを受け、端っこの方にいる予定です。