11月から始まったイベントも、いよいよラスト、VOL.4が近づいてきました。

red_making2008-02-04


2008年2月9日(土)24時スタート
ライブ:ジム・オルーク大友良英勝井祐二
トーク井筒和幸崔洋一阪本順治
司会:平岡正明
実録・連合赤軍」メイキングVol.4上映
若松孝二レトロスペクティブ上映:
 「処女ゲバゲバ」「17歳の風景


すごい監督陣の集まるトークももちろん必見ですが、
上映される「17歳の風景」は、私にとって、シナリオのお手伝いからはじまって、
メイキング「67歳の風景」で初めて撮影に同行した思い出深い作品です。
実録・連合赤軍」の撮影・照明スタッフは、この時から引き続いてます。
孤独な少年の旅に映画「実録・連合赤軍」の原点あり?!


私用でロッテルダムに行ったりしたため、今回もギリギリとした状況ですが・・・、
http://blogs.yahoo.co.jp/takefuji_k/
ビシッと締めくくるべく、進行してますので、皆様どうぞお誘いあわせの上。
メイキングタイトルは「死闘!あさま山荘篇」。いよいよきましたよ〜山荘まで!


それと、メイキングスペシャルバージョンの上映についてですが、
以前のチラシ等で3月となっていましたが、すみません、諸般の事情により、
4月になる予定です。

日時・場所については近々こちらでも発表させていただきますので、
もう少々お待ち下さい。


※画像は「17歳の風景」撮影風景です

メイキングとは直接関係ないのですが・・・。

先日、「実録・連合赤軍」に出演している菟田高城さんの舞台を拝見しました。
菟田さんは吉野雅邦さんの役を演じた方です。
あさま山荘に残った五人の中の一人なので、撮影も最後までご一緒し、
鬼首での合宿生活中にも、度々お話うかがったりして、お世話になりました。

公演のタイトルは「ドリームオブパッション」http://www.show-go.net/dop/
”日本の歴史史上唯一の革命”、明治維新の前夜が舞台です。
菟田さんは、物語の語り手の万吉という役でした。


お話の中心は、土佐藩郷士、勤王党の志士たち。
時々、歴史上の実在人物も登場するものの、のちに明治の大勲になったり
した人でなく、辞世の句も読まずに、明日を夢見て消えていった人たちが
主人公です。これがとてもよかったです。

もちろん、フィクションの中で作られた人物ではあるけれど、彼らのような
無名の多くの人の血や汗が、時代を動かしたんだということが、伝わってきた気がします。

万吉は、道場の息子だけど、特に強くもなく、すごいことをやらかす訳でも
ないのだけれど、仲間が倒れていく中で、なぜか生き残って、
念願の黒船を竜馬に届けにいく・・・という役柄。
ちょっと、吉野役とも通じるところがあるかも?!

ラスト・サムライ」のキャスティングもされた奈良橋陽子さんの
演出で、迫力ある殺陣はもとより、万吉と仲間たちの生き様・死に様と
最後にズーンとくる落ちで、久々に全開涙した舞台でした。
小さな空間に、パッションを詰め込んだ役者さんたちに、拍手。
全力で戦ってる人はかっこいいです、やっぱり。

何かつまらないことで、知らずに身に着いてしまった汚れが
吹き飛ばされるような・・・。
そんなすっきりしたひと時でした。


しかし、このタイトル・・・直訳すると「情熱の夢」。
維新は情熱が見た夢だったんでしょうか。
成功したから「維新」だけど、失敗すれば「謀反」。
「革命」への道はいつの時代もタイトロープの上のようです。

書初めですね。

red_making2008-01-04

今年は年末年始ひたすら編集。
気分を出すために、筆ペンでメイキングVOL.3の構成を
書いてみました。


実録・連合赤軍」メイキングVol.3「壮絶!総括の行方篇」
テアトル新宿でのオールナイトイベントで、新年早々、お披露目です。

2008年1月5日(土)24時スタート
ライブ:ジム・オルーク和田山奈緒
大友良英勝井祐二
トーク鈴木邦男雨宮処凛若松孝二
司会:平岡正明
実録・連合赤軍」メイキングVol.3上映
若松孝二レトロスペクティブ上映:
 「壁の中の秘事」「餌食」

http://www.wakamatsukoji.org/event/


今回はいよいよ榛名ベースのセットでの総括シーン。
30名近い出演者の方々と宮城の山中で合宿生活をした日々が
思い起こされます。
皆さん、文字通り、体当たりで臨んだおられたその熱が
メイキングからも感じていただけるのではないかと思います。
尺もこれまでで最長の30分超となりました。

新年早々に若松監督にプレビューしたところ、
意外にも?!今までで一番面白いとか・・・。
乞うご期待です。

おかげでようやく私の新年も明けることができました。
早く年賀状書かないと・・・。

前回、vol.1は一体上映できるのか?!と本人も周りもドキドキでしたが

なんとか無事上映できました。
あがるまでの地獄のあとに監督におごってもらった天丼のうまかったことが
忘れられません。

さてさて、また直前になってしまいましたが、テアトル新宿オールナイトvol.2も
迫ってまいりました。前回にもまして濃い内容になることと思われます。

<「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」公開決定記念
若松孝二・レトロスペクティブオールナイトVol.2>

2007年12月15日(土)24時スタート
ライブ:ジム・オルーク渚ようこ ほか
トーク塩見孝也植垣康博、平野悠、若松孝二
司会:平岡正明
実録・連合赤軍」メイキングVol.2上映
若松孝二レトロスペクティブ上映:
 「セックスジャック」「われに撃つ用意あり」

ちなみにメイキングvol.2のサブタイトルは「激闘!山岳ベース篇」です。
ゲストには、映画の中でも登場(実名)する、塩見さんと植垣さんもいらっしゃいます。
年末の忙しい折ですが、ご都合つくようでしたら、ぜひ。

ちなみに、映画本篇は、ベルリン国際映画祭への出品が決まったそうです。
ドイツ赤軍の国でどんな受け止められ方をするのか、楽しみですね。

vol.1 はじまりますよ〜

さて、もうあとがないのですが、「実録・連合赤軍」のイベント用
ドキュメントムービーvol.1が初公開&上映です。

長い撮影期間に撮りためた映像をつないでW監督にお見せしたところ、
「こんなスムーズなのじゃなく、わかりにくく!滅茶苦茶につくれ!」
と総括をくらいました。ドカーン。

しかしすごいオーダーだな・・・
がんばって滅茶苦茶にします、ハイ。

今までイベントなどで上映されている「ダイジェスト版」と銘打った、後半のあさま山荘中心の
ものとは違い、オーディションから始まる監督と役者のガチンコ勝負!が中心です。
今のところテアトル新宿でのイベントのみに見られる、お宝映像満載。
と、いう訳で、豪華なゲストの土曜のオールナイトにいらっしゃいませ↓

<Vol.1>
2007年11月17日(土)24時スタート
ライブ:ジム・オルーク勝井祐二
トーク中原昌也森達也ジム・オルーク
実録・連合赤軍」メイキングVol.1上映
若松孝二レトロスペクティブ上映:
 「新宿マッド」「水のないプール」

これから、イベントとともに4回連続で、毎回別バージョンでお届けします。

そうそう、vol.1の仮タイトルは「若松連合赤軍・始動!篇」です。

東京国際映画祭での、「実録・連合赤軍」作品賞受賞の様子を

red_making2007-11-06

映像でレポートしました。
本編TOPページからムービーがみれます。
http://www.wakamatsukoji.org/top.html

東京国際映画祭HPの方には、受賞式全体の数十分にわたる映像、
記者会見の様子がUPされてます。http://www.tiff-jp.net/ja/

が、若松監督からの、審査員の方の「特別賞の対象として、連合赤軍に出演した
全員も検討された」、というコメントをぜひ皆さんに聞いていただきたい、
という希望により、メイキングで撮影したものを短く編集して、
本編HPでご紹介することになりました。

当日は、撮影の辻さん、脚本とスチルの掛川さん、助監督の皆さんも
会場に駆けつけました。
受賞式とそのあとの記者会見が終って、若松監督が行きつけてる中華料理屋へ。
なんと、若松監督は、若き日にここで監督にならないか、という話を受けたのだとか。

雑然とした店内だけど、空腹ということを抜いても、料理がどれも美味しい!
皆、紹興酒が進むこと進むこと・・・。
偶然にも、映画祭関係者の打ち上げも同じ店で、どこかで見た顔が
次々やってきます。お店は映画祭にジャックされてる状態でした。

もうすぐクランクインしてから1年、というところで、晴れの舞台に立ったことは
監督以下、スタッフ・出演者にとって、本当に嬉しいことです。

そして、もうじき始まります・・・怒涛のプレイベントが!
そう、テアトル新宿で4ヶ月連続オールナイトイベントが行われるのです。
第一弾は、11月17日。なかなかすごいゲストです。→http://www.wakamatsukoji.org/event/

第20回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門で

red_making2007-10-28

実録・連合赤軍あさま山荘への道程」が作品賞を受賞しました。
授賞式では監督が登壇し、審査員の方から「世界的にも重要な作品です」との
コメントとともに賞を受けられました。